科目名 *計算機システム
担当教員   稲永 健太郎     
対象学年   2年   クラス   [175]  
講義室   12106教室   開講学期   後期  
曜日・時限   月2   単位区分   必,選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

計算機は、CPUやメモリ、入出力装置、外部記憶装置から構成されるシステムととらえることができる。本講義では、モデル計算機を用いたアセンブリプログラミングを通して、システムとしての計算機の構造や動作を理解するとともに、計算機システムについて重要な概念の一つである割り込み処理について学ぶ。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 計算機システム・モデル計算機の概要
計算機システムと本講義で用いるモデル計算機についての概要を理解する。
2 アセンブリプログラミングの基礎(1)
計算機システムの構造と動作を理解するために用いるアセンブラ言語とそのプログラミングの基礎を学ぶ。
3 アセンブリプログラミングの基礎(2)
アセンブリプログラミングの手法とモデル計算機のシミュレータの使用法を学ぶ。
4 アセンブリプログラミングの基礎(3)
モデル計算機のシミュレータを使って、アセンブリプログラミングによるプログラムとデータの取り扱い方について学ぶ。
5 まとめ(アセンブリプログラミング)
アセンブリプログラミングをモデル計算機のシミュレータを使用した演習で確認する。
6 CPU・メモリの構造と動作(1)
計算機の構成要素であるCPUとメモリの構造と動作を学ぶ。
7 CPU・メモリの構造と動作(2)
アセンブリプログラミングを通して、モデル計算機におけるCPUとメモリの構造と動作を理解する。
8 入出力装置の構造と動作(1)
計算機の構成要素である入出力装置の構造と動作を学ぶ。
9 入出力装置の構造と動作(2)
アセンブリプログラミングを通して、モデル計算機における入出力装置の構造と動作を理解する。
10 外部記憶装置の構造と動作(1)
計算機の構成要素である外部記憶装置の構造と動作を学ぶ。
11 外部記憶装置の構造と動作(2)
アセンブリプログラミングを通して、モデル計算機における外部記憶装置の構造と動作を理解する。
12 割り込み処理(1)
計算機システムにおける割り込み処理の概念を学ぶ。
13 割り込み処理(2)
計算機システムにおける割り込み処理の具体的動作を理解する。
14 まとめ(全体)
これまでの内容の総復習を行う。
 

学習・教育目標/Class Target 1.計算機システムやモデル計算機、アセンブリ言語についての基礎的な事項を理解している。
2.モデル計算機の構成要素の構造を理解し、アセンブリプログラミングによりその基本的な動作をシミュレートできる。
3.モデル計算機における割り込みの概念を理解している。  
評価基準/GradingCriteria 演習レポート50%、試験50%を総合点とし、下記の評価基準を設定する。
・秀(S):総合点90点以上を満たす。
・優(A):総合点80点以上を満たす。
・良(B):総合点70点以上を満たす。
・可(C):総合点60点以上を満たす。  
評価方法/GradingMethod 総合点は、下式で計算する。  総合点=演習レポート点 50% + 試験成績 50%  
受講上の注意/Class Rules 各自のノートパソコンを持参すること。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 情報回路、情報科学基礎実験、情報回路設計、情報回路実験、計算機アーキテクチャ、 オペレーティングシステム、プログラミング言語とコンパイラ  
教科書/Text
著者名  
著書名  
出版社名  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名 所真理雄  
著書名 岩波講座 ソフトウェア科学 [基礎]1 計算システム入門  
出版社名 岩波書店  
ISBNコード 4-00-010341-5  
参考文献/Bibliography
著者名 柴山潔  
著書名 コンピュータアーキテクチャの基礎  
>出版社名 近代科学社  
ISBNコード 4-7649-0304-0